テレビ視聴者ですか?SNSで発信していますか?(個人と病院それぞれ)

女医ママ
くまさん
女医ママ くまさん

先日SNSを経由してテレビ番組の特集への出演(候補段階)のお話がきました。顔出し、名前出しや事前の拘束時間もあって、丁重にお断りをしました。

依頼内容が医学とは全く関連のないテーマで、趣味の部分についてでしたがSNSの威力に驚きました!

就職後テレビはだいぶ見る頻度が減りました。今回はテレビやSNSについてのお話しです。

テレビ、ラジオ、SNSみなさんどれか使っていますよね。これから入院SNS始める方向けです。

個人の話:就職前はテレビと共に過ごしてました

大学卒業まではしょっちゅうテレビを見ていました。今でいうSNSやスマホもないので手持無沙汰だとテレビの選択になっていました。

起床時からニュース、帰宅してニュースやアニメ、お笑い番組、ドラマ・・・延々と付けていました。そんなこんなで長いときは6-7時半、18-22時過ぎまでの視聴。もちろん大学受験のときは一切見ませんでしたが。

2001年9月11日、当時テレビ朝日のニュースステーションを見ていましたが、リアルタイムでアメリカで起きた同時多発テロ事件の旅客機がニューヨークの世界貿易センタービルに激突する様子をみたのが今までで一番の衝撃でした。

就職後はテレビと無縁、持っていなかった NHKを見ない

初期研修医になったときから一人暮らしがスタート。このとき数年で転居が予測され、最低限の荷物にしましたが部屋で過ごす時間=食事+寝るだけだったので、テレビは不要でした。そんなこんなでテレビなし生活が続きます。

集金の人
集金の人

こんにちは。NHKで集金です。

くまさん
くまさん

(堂々と)テレビないので、NHK見ていませんよ!

こんな具合で集金の方には何度か応対しました。NHKを国民から守る党がありますが、そもそも見ていないと関係がないんです。

出産を契機にテレビ購入

夫もテレビなしできていたので、結婚後もテレビなしでした。ただラジオは購入して、FMヨコハマを聞いていました。

妊娠中に子育てではEテレが必須だろうと考え、TV購入に至りました。NHKにも入りましたよ。

乳幼児のEテレの王道はいないいないばあ、おかあさんといっしょ、みいつけた!です。

子どもとテレビ

乳児のときにはテレビを見ることはありませんでした。

1歳以降から幼児にテレビ視聴は1時間までということを耳にして、英語のDVD+Eテレで1時間以内で視聴しています。

オンタイムでテレビを見ることがなく、いずれも録画です。

保育園から帰宅してお風呂の後に子ども椅子を2つ用意して座ってから見ます。英語関連のDVDも見たりするので合わせて大体30分です。この間、母は夕食支度をしています。

Eテレのラインナップは「ピタゴラスイッチ」「えいごであそぼ」「おさるのジョージ」となっています。以前は「きかんしゃトーマス」「アンパンマン」を見ていましたが、最近は見たがらなくなりました。

朝は私はニュースを見聞きしていますが、子どもが起きてきて「ニュース見る」と椅子に座ってみることもあります。視覚的なもの+耳からの情報で、能登半島の地震については身近なものと感じてるようです。時計表示を見て数字を気にすることもあります。

テレビ観覧は過去1度

昔自分が小学生の頃ですが、姉とその友人とフジテレビ「なるほど・ザ・ワールド」の番組観覧に行ったことがあります。お台場移転前の新宿区河田町時代のフジテレビです。現在の40代以上の世代には懐かしいでしょうか?

愛川欽也さん司会の番組で、自分の観覧の日には海外のアニメ番組の悟空の声優さんと野沢雅子さんお二人が出演されていました。帰りに観客の前に出ていらっしゃって、直接お目にかかることができた記憶があります。

おかあさんといっしょの変遷

Eテレの「おかあさんといっしょ」は何年かごとにリニューアルするので自分がどの世代かがわかりますね。私は「にこにこぷん」の時代で、じゃじゃまる、ピッコロ、ポロリがキャラクターでした。今も当時の歌を覚えています。

そしてママさん、パパさんではお子さんをおかあさんといっしょへ出演を目録んでいる方も多かったのではないでしょうか?番組の冒頭や最後に体操をしたりというアレです。3歳のお子さんが出演できた!と喜ぶ職場のママさんがいました。

ただコロナ感染拡大で取りやめになり、今は人数を少なくして親子参加で距離をとった演出になっています。あの以前のごちゃごちゃ感は見れなくなりましたね。

テレビに出よう?!

以前大学時代の頃ですが友人が日本テレビの「欽ちゃんの全日本仮装大賞」に出たい!と言っていたことがありました。当時本格的に考えて準備するまでには至りませんしたね。小技から大技まであって楽しんでみていた記憶があります。

あの時代はフジテレビの「笑っていいとも」の素人さんが出るコーナーなどもありました。

テレビの魅せ方

以前大学時代の友人にNHKの取材の依頼があったという話を聞きました。友人はある部活を主催していましたが、その部活の紹介にあたって、その友人1人とクローズアップして取材をしたいということだったのですが、友人は部活を紹介してもらいたいだけで、自分ばかりを取り上げてほしくはないと断っていました。

最近、北海道で唯一の小学生が卒業するので、卒業の半年前から本人の様子を撮影されていた様子が放映されていました。ひとりきりの小学生(https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240327/7000065885.html)。その学校、地域全体で卒業を祝っている雰囲気に、こちらまで暖かい気持ちになりました。

テレビはみんなを映すのではなく、個人をクローズアップしてその背景、過程を出して、ドラマを作り出していますね。

テレビで見たいもの

スポーツ観戦は現場が一番でしょうが、これも自宅でテレビがよいでしょう。スポーツを何を見たいというのはありませんが、オリンピックでの競技は結果を知るよりもその試合を見ていたいなと思います。

結構子どもたちは相撲が面白いようですね。土俵外に出ると負けというのがシンプルでルールがわかりやすい。髷やまわし、お相撲さんのフォルムも見ていて飽きないのだと思います。

病院とテレビ テレビ視聴者は多い

せっかくなので病院のテレビについてもお話しします。これまで勤務した病院ではテレビのない病室もありました。テレビがあって患者さんが自由に見れる部屋はたいていは差額ベット代を払う個室の部屋です。

テレビがあってもテレビカードを使用して視聴する制限があるところや、長期入院が多い病院では月々いくらでテレビが視聴できる契約を結ぶ病院もあります。

月極は高いですがテレビをよく見る患者さんはテレビカードがなくなり、家族が買ってきてくれるまで見れなくて不満そう、残念そうだったりするので、よく見る人には月極がよいでしょうね。テレビカードは1枚1000円、1枚で24-50時間視聴できます。視聴時間は病院によりけりです。

特にテレビをつけたまま寝てしまう高齢者が多いのであっという間にテレビカードが消費されたりします。

今はスマートフォンでテレビや他の視聴ができるのでテレビについては高齢者が多いでしょうね。

また透析室、透析クリニックでは頭上で個人用のテレビが視聴できるところがほとんだと思われます。1回の透析時間が4時間で、たいていはベットで寝ているのです。読書やDVDを視聴される方もいますが、たいていはテレビを見たり、寝ている方が多いです。

病院とラジオ

入院患者さんにお勧めしたいのはラジオです。病院のテレビは患者さんが見やすい位置になかったり、目が疲れたりします。ラジオはイヤホン付きであれば使用の制限がない病院がほとんどです。

身内の入院でもラジオを差し入れ、重宝していました。難聴だと音大きくして音漏れで迷惑になったりするのであくまでも個人の好き好きですがね。

今はスマートフォンでラジオも聞けますね。高齢患者さんの場合にはスマホより携帯ラジオを操作する方が簡便かと思います。

幼児と高齢者にはテレビまだまだ強い媒体

今回はテレビやラジオの話になりましたが、言いたいことは過去のテレビメインからSNS中心に情報媒体が移行していますが、幼児はEテレ視聴がまだ多いですし、高齢者もまたテレビユーザーかと思います。

自分とSNS

自分の病気を契機にブログをはじめようと思い立ってから5か月となりました。詳細は参照ください→自分が患者に:肉芽腫性乳腺炎でステロイド治療が始まったから!私がブログを始める理由

このブログをけっかけに、同じ名前、アイコンでInstagram、そしてXも開設しています。SNS自体は閲覧という形で見ていましたが、自分から発信するということは病気もそうですが職場が変わったこともあります。

SNSの開始時には個人名は出さないと選択しました。個人名で発信するメリット、デメリットがありますが、何よりも個人が特定され、家族に何か被害が出ることを心配したことが一番です。そのため自分の年代は出していますが、子どもの詳細は出していません。

「女医ママ」とつけることで自分が女医+子育て中の母という立場で、その立場を意識した発信をしていくつもりでいます。

病院とSNS

若い患者さんが担当医となったイケメン研修医になったときの1コマ

患者さん
患者さん

先生、かっこいい!私と写真とって!

研修医
研修医

え?いや・・・病院ではだめですよ。

たまに担当医に写真を依頼する患者さんがいます。これあとで「入院しました!イケメン担当医になりました!」とSNSであげるんでないの?と我々危惧しています。

病院では診療科がSNSでその科の成果や日常を挙げて、病院や自分の診療科をアピールしていることがあります。ただ個人名でのSNSは禁止されている病院もありました。

初期研修医の先生の飲み会がSNSに掲載されて、コロナ禍では叩かれたことがありましたね。コロナ禍では集会、飲み会が禁止されて、送歓迎会が開かれなくなりました。教授の退官記念の集まりもなくなり、あの当時に退官された医師は寂しい思いをされたのではないでしょうか。

患者さんの病気などのプライバシーを出すことはご法度ですが、病院批判などには病院側も目くじらをたてているのでしょう。

以前、若手の先生が公開を友人対象として自分の勤務先のこと、上司のことを掲載していました。かいつまむと上司が理解がない、年上の女医が仕事ばかりしていると結婚できない、子どもがいないなどなど。その職場の上司たちはその先生のアカウントを知っていて、陰ながらチェックしているというのも・・・知らぬは本人ばかりの状態です。

SNSをやる限りは誰にでもわかってしまうという前提でなければと思います。

女医ママ
くまさん
女医ママ くまさん

ブログをはじめてから、SNSについては一度話をしてみたいと思っていました。

考え方は人それぞれ、始める前はSNSの発信を警戒していましたが、始めると発信者と利用者の両方の視点が得られること、ニュース、時事問題をきっかけに考えることが増えたこと、良いことが多いです。

迷っている方、始めてみてはいかがでしょうか。迷ううちは個人名は出さないことをお勧めします。

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