ママ鉄?青春18きっぷと「おくのほそ道」を辿る(医学生一人旅)

先日子鉄の本の話 我が家の子鉄が好きな乗り物本 TOP3 紹介します!(写真中心と絵本中心それぞれで)2024/1/18追加しました を掲載させてもらいました。子鉄を調べるついでに、親子で楽しむ「親子鉄」、ママも一緒に「ママ鉄」という存在を知りました。

さて、自分がママでないころの話なのでママ鉄ではありません。自分が20歳(医学生)のころ、青春18切符を利用したり、松尾芭蕉の「おくのほそ道」片手にその軌跡を追いました。

電車や旅行好きの方向けです。医療とは全く関係ありませんが学生さんに学生中の長期休みのアドバイスをしています。

医学生時代に青春18きっぷの存在を知る

「青春18きっぷ」知っていますか? この切符は18歳でなくても利用ができます

JR全線の普通列車の普通車自由席が5回(人)乗り放題

https://railway.jr-central.co.jp/tickets/youth18-ticket/

利用期間は春季、夏季、冬季で学生さんの休みに合わせたような期間設定です。また1日のうちにJRの普通電車の乗り降りが自由にできます。

注意は普通自由席なので新幹線は乗れません。青春18きっぷ研究所では併用方法を記載していました。→https://seisyun.tabiris.com/urawaza05.html

1浪して医学生となった20歳のときに知り合いからこの切符を使ったと聞きました。そこで自分も買って東北まで行ってみようと思い立ちました。

突然の思い付きですのでもちろん1人旅です。(鳴子だけ友人を誘いました)

松尾芭蕉の軌跡を辿ろう(少しだけ)

当時、なぜか松尾芭蕉の旅の本を読んで、軌跡をたどってみようと思いました。芭蕉は東海道も旅していますが、自分が東北出身だったので「おくのほそ道」と関連づけて、東北の名所に行ってみようと決めました。

『奥の細道』では、江戸の深川(ふかがわ)を出発し、日光、松島、平泉(ひらいずみ)まで行き、山形を通って新潟から金沢に入るルートを通ります。その後、敦賀(つるが・現在の福井県)に行って大垣に到着。そして、伊勢に向けて出発するまでが『奥の細道』に書かれている内容です。

https://benesse.jp/contents/history/okunohosomichi/
当時何かの本を手に巡っていたのですがもう手元には残っていません。このような本(上記)だったとは思われます。

芭蕉庵史跡訪問(東京都江東区)

東北に行く前に出発地点が原点でしょうと、江東区芭蕉記念館芭蕉庵展望公園を訪問しました。

近くに隅田川が流れています。芭蕉の銅像と隅田川を眺めながら「これから東北に行きますよ!」と決意しました。

芭蕉記念館について→https://www.kcf.o.jp/basho/

青春18きっぷで北上します!

このきっぷを利用して3日で2か所をめぐりました。

①東京駅からJR常磐線で3回ほど乗り換えて仙台に到着しました(8時間ほど要しました)

②仙台駅からJR仙山線山寺駅へ

③仙台駅からJR東北本線で小牛田駅へ、JR陸羽東線へ乗り換え鳴子温泉駅へ(友人と2人旅)

番外編;関連して電車の絵本を紹介します!(仙石線)

今回のテーマと直接は関係がない話ですが、山寺駅のあるJR仙山線(仙台と山形を結ぶ)といえば仲間の路線としてあげたいのが仙台から仙石線といって仙台と石巻を結ぶ路線があります。

石巻も芭蕉が訪れた場所で、この旅とは別に行ったことがあります。東日本大震災で津波の被害を受けた地域ですが、海に面して穏やかな場所です。

仙石線の駅の1つに「蛇田駅(へびたえき)」があります。この駅名が入った絵本があるので紹介します!ちょうど子どもの好きな乗り物絵本について書いたばかりで、この本も紹介したいなと思ってしまい電車つながりです。

2~3歳以上向けの「でんしゃにのって」 電車好きでなくてもかわいい動物たちが電車に乗ってくる話です。

後日追加(2024/1/21):アップ後見返したところ、上の本はポケットサイズ版でした。絵本としては通常サイズの方を掲載すべきでしたので。

本編へ戻って;山寺とは?(山形県)

芭蕉に話をもどします。山寺はあの有名な俳句の場所です。当日はあいにくの小雨で傘を差しながらの観光でした。

松尾芭蕉の句『閑さや岩にしみ入る蝉の声』が詠まれた地として知られる東北有数の霊山・山寺(正式名称:宝珠山立石寺)

https://yamagatakanko.com/yamadera

かなり長~い石段があるのですが、玉こんにゃくがおすすめされているので先にいただきました。→https://yamagatakanko.com/yamadera

眺めも抜群によかったです。石段が1000段ほどあるので健脚な方が行ってください。足腰が弱いと大変です。

鳴子温泉を訪れる(宮城県)

蚤虱馬の尿する枕もと」の句で表現された、「尿前の関」まで行ってきました。よいさびれ具合で、俳句が趣味ならば一句できたと思われます。そして、鳴子温泉のあたりを散策して日帰りで帰宅しました。

帰りは東北新幹線で2時間弱で帰京しました!

時間を気にせずに過ごせるのは贅沢ですね。残り2枚の切符も使い切りましたが詳細は覚えていません。

約20年前を振り返って

20年以上前ですが、鉄道のゆっくり旅は車窓も楽しめてよかったです。「おくのほそ道」はどこいった?とつっこむ方、すみません!この旅で満足し、他の史跡を辿ってはいません。

これをきっかけに俳句を詠むことができれば素晴らしいですが・・・山寺からの景色は素晴らしかったですし「尿前の関所」はひなびた具合で非日常を味わいました。

まだ有名な「松島」に行ったことがないので、子鉄と共にいずれ行きたいと思います。

現役学生さんへ;学生時代の長期休みは貴重!

学生時代はお金に余裕はなくても、時間に余裕があると思います。特に長期の休みは学生時代が最後、病院へ就職すると連続の休みはよくても1~2週間、悪くて2~3日間などと短かかったり、とてもではないですが時間を気にしない旅はできません。

また医者は制度上で休みがとれても、患者さんを担当する場合にはチーム制であれば対応医が他にいますが、主治医制ですと患者さんの容態の変化が心配ですのでそれこそ長い休みは難しいです。

夜の当直後の旅は頭がぼんやりしていて心からは楽しめないのでおすすめしませんが、そうせざるをえないケースもあります。

青春18きっぷを使っての鉄道旅を推奨するわけではないですが、ゆっくりと景色を眺められる時期が学生時代ではないかと思います。

急に思い立つ旅は同伴相手がいないかもしれませんが、一人で計画してふらりといくのもワクワクします。若い女性は安全面は気を付けてください!

1 COMMENT

子鉄とドクターイエロー~さようならドクターイエロー~ | 女医ママ くまさん

[…] 医者人生でプラレール、鉄道と大きくかかわったことがありません。ただ思い出すと、ママ鉄?青春18きっぷと「おくのほそ道」を辿る(医学生一人旅)、地域医療とお米と只見線 地域医療研修はいまでも医者としての糧です!(初期研修医時代)と鉄道との思い出はある方かもしれません。 […]

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