
またまた更新があいてしまいました。年度末はバタバタとしていましたし、アトムズアカデミー卒業生の活動にシフトしていますが、元気にやっております。
今回は子どもが身近な交番、警察に関連した話題です。医療要素は乏しいですが、お子さんが交番、お巡りさんが好き、なりたい!という親御さん向けかと思います。
医療と警察は関わりが薄い
昨年は医療事故か病死かの判断がつかない事例があり、病院から警察に連絡をして現場検証というものにがあり、関わりました。検証の結果、病死と判定はされましたが、検証には10人近くの警察の方が病院に来て、事情聴取から現場の写真をとったり、測定などをしたりと物々しいものでした。医療と警察は一見関わりがあるようで、日常ではあまり関わりがありません。
現役の警察官を患者さんとして自分が担当したことはありませんでしたが、救急外来で対応した程度、あとはご家族が警察の方の場合は日中に連絡がとりにくいので、患者さんに「〇〇さんは仕事忙しいのでしょうね~」とお話しする程度です。
病院の面会時間は面会時間に制限があるので、警察の方の場合には面会の時間に合わせていくことも難しいのかなと思います。

交番でインタビューをする
子どもたちにとって警察関係は乗り物のパトカーが好きということで関わりができました。保育園で警察の方に交通安全の指導を受けたりというのもありました。ただパトカーの中に乗っている人間への興味は乏しかったのですが、それが変わった出来事があります。

昨年アトムズアカデミーに入会した(親としての学び中①~オンライン留学 アトムズアカデミー入会~)ことはお話ししてきましたが、昨年7月に配信されたアトプリが「ピースレット」というアメリカの交番的なものについての話でした。このとき、子どもと一緒に近くの交番でインタビューをしてみようということになりました。
ある週末に交番に直接伺って、インタビューできるか伺うと、個人でのインタビューは基本していない、まず警察署に問い合わせをしてくださいとのお返事でした。もしかするとインタビューができるのではという安易な気持ちでしたが、よく考えると勤務中の警察の方に緊急の要件でもない話に時間を割いてもらえると思うのは甘かった判断でした。
そこで近くの警察署に電話をかけて目的などをお話しして、インタビューをしたい内容についてお話、今度は地元の警察署からさらに上の警察の方への報告、相談がされて、許可が下りるまでに2週間ほどかかりました。保育園や学校単位での訪問の話はこれまでもあったそうですが、個人単位での依頼というのはほぼないそうで、戸惑っていらっしゃいました。
そして事前に交番での緊急対応があればインタビューは対応できないといわれたうえで、訪問の予約をとり、その地元警察署の対応してくださった警察の方も交番に出向いていただいて、インタビューに答えていただくという段階を踏まえたものでした。

インタビューは子どもたちと練習をして、紙に質問を書いていきました。当日は上の子どもが質問を警察の方にできたので子どもには自信になったようです。

お巡りさんはいろんな人と話したりするから、いっぱい勉強をしないといけないんだよ。
という話も伺いました。
このインタビューの影響か、子どもたちの将来の夢はそろって「お巡りさん」「警察官」です。また、武道について聞いたところ、柔道か剣道をたしなむ必要があるとも聞きました。
そして、子どもたちは探し物を得意にしたり、ふざけているときには「お巡りさんになるためには、いっぱい学んだり、人を助けたりしないとだね」と話したりしています。
自転車走行中、婦警さんに呼びとめられる
先日、自転車の前後に子どもを乗せて、大きな交差点で信号待ちをしていました。すると、交通整理をしていた婦警さんが近づいてきました。何かやった?注意をうけるのかしら?とひやひやとしていたところ、

お母さん、お子さんともみんなヘルメットでえらいね。素晴らしい!
とお褒めいただいて、ピーポ君のキーホルダーなどのグッズをいただきました。
そう、我々は常にヘルメットを着用して自転車に乗っています。昨今のヘルメット着用率の低さには嘆きです。ママチャリ関連話はこちら→ママチャリ生活 どんな注意が? 購入時のポイントから交通ルールについて~そして子どもの自転車の注意は?
お褒め頂くと、ますますヘルメット着用に力がはいりますね。ただ頭のサイズに合うものを買ってかぶるだけです。先日子供のヘルメットが2年たち小さくなったので買い換えましたが、購入には補助が出たため2000円引きでラッキーでした。自治体や時期にもあるようですが、補助があると嬉しいですね。
この婦警さんとのやりとりは、子どもたちには嬉しいサプライズでした!
お金を交番に届ける
これまで落とし物は自転車のカギ、キーホルダー、子どもの片方の靴など、探しにくるのではないかと見える所に置いておくなど対応はするも、交番へ届けに行く機会がありませんでした。
先日、保育園のお迎えに行く途中で千円札が2枚落ちていました。それも新旧のお札1枚ずつ。帰りもお金があったら届けようかな~と思い、帰りに子どもと通りがかると、その近くにもう1枚千円が落ちており、合計三千円を拾いました。風が強く、財布からヒラヒラ落ちたものでしょうか。これはお金を届けようと家路を変更して、昨年インタビューに行った交番まで行ってきました。

アトプリ「ピースレット」を読んだときに、関連本として、「交番の一日」の本を読んで、物を拾ったら、落としたらの対応については子どもと学び済みでしたので、自信をもって届けにいけます。拾得物の場合には、拾った場所と日時が必要ですので現場の住所もすぐわかるように写真を撮りました。

3千円を拾いました。〇時頃で、住所は△です。

もし落とし主が現れない場合は、返却希望されますか。希望しないと都にいきます。
寄付をしたいなら返却希望の方が自分で選べますよ。

では、返却希望でお願いします。

3千円は交番では返却しないので、3カ月後に警察署に電話をして落とし主がいない場合には取りに行ってください。
拾得物に関する書類を記入して10分程度で帰宅となりました。
子どもたちには

3カ月後にもし3千円が戻ってきたら、何に役立てたい?
ごはんが満足に食べられない人もいるし、3千円で役立てることができると思うから考えようね。
という話をしました。
将来、子どもたちが警察の道に行くのかはわかりませんが、人の役に立つよう、社会に貢献できる人間になるよう考えるきっかけになりました。
アトムズアカデミー卒業後も学びの場があり、アトプリに関連した参考図書を読み漁って、子どもとシェアしていると、自分も成長し、子どもも考える人間に育っていくような希望があります。
先日自分たちの次の代も卒業を迎え、とうとう先輩になったのだ!という気概を感じならが過ごしています。