今年の確定申告は3月15日までと迫っていますね~。例年確定申告をしていますが、昨年からe-TAXのスマートフォンの利用で楽になって助かっています。
今回は確定申告をしていない初期研修医の方、申告がこれからの方向けの、自分の確定申告の話です。
医師3年目から複数バイトのため毎年確定申告をしています
初期研修医ではバイトは禁止でしたので病院のお給料のみで確定申告の必要はありませんでした。3年目以降は透析病院へバイトに行き、平日1日の透析病院へのバイトとプラス週1回ほど準夜バイトといって18~22-23時ころまで外来透析が終了するまでのバイトに行っていました。大学の基本給料は20万円台ですので、病院の近くで一人暮らしをするにはきつきつです。バイトをしないとやっていけません。
年末12月頃に勤務先の病院とバイト先の病院それぞれから源泉徴収票が送られてきますので、それをかき集めて確定申告で入力をして印刷して、税務署に郵送していました。ちなみに、バイト先は数カ月で変わったり、誰かが行けないところに単発で行ったりしますので源泉徴収票は10枚近くになった年もありました。それを貼って出すのです。
一度追加課税の連絡がありました
勤務病院先が数年ごとに変わるため、ある年1か所の源泉徴収票が漏れてしまっていました。税務署から延滞だか、何か警告のようなはがきがきて驚いて、すぐに納めました。
バイト以外に医療保険、iDECO、ふるさと納税、医療費控除が増える
勤務先で年末調整に間に合うと、医療保険、iDECOは確定申告に入れなくてもいいのですが、転居したり必要書類が間に合わないと確定申告になりますね。
そしてふるさと納税と、年間の医療費が10万円を超えた場合は医療費控除の申請ができます。
ふるさと納税は結婚後に利用するようになったので日は浅いですが、子どもに関連したグッズを注文しています。絵本ソムリエが選ぶ絵本の申し込みでは子どもが今でも好きな本が多数入っていて頼んでよかったと思いました。昨年は木琴と多色のクーピーを頼みました。夫は食べ物担当でフルーツやコメなどを頼んでくれていました。
通院費以外も医療費控除に含められます
医療費は10万円なんて超えないというのは若いころ。出産の年は超えます。
昨年難治性乳腺炎を患った話をしてきましたが、この検査や通院、そして大腸カメラを受けたりしたので9万円近い額でした。これに自分で処置をするために購入したガーゼ、テープ、絆創膏も医療費控除に含めてよいというので、総額が10万円を超えました。通院のときの緊急時のタクシー代も医療費に申請できると聞いていましたので、陣痛タクシーを利用したときには領収書を大切に保管していました。
ちなみに人間ドック、予防接種代、サプリメント代は医療費控除の対象になりませんのでご注意を!
提出方法の簡易化;印刷、郵送→ICカードリーダライタ→スマホ
以前は印刷して郵送して税務署に送付していましたが、マイナンバーが始まってから数年前にICカードリードライタを購入して電子送付へ変更。
ただICカードリードライタが確定申告のときのみなので3回くらいの使用歴でしたが、昨年スマホの方が便利と気づきました。昨年からスマホを利用しての電子送付となり、簡便化しています。
紙はなにが大変かというと、やっぱり源泉徴収票を貼ったり、ふるさと納税の証明書を同封したり、かさばりました。郵送料もかかりますしね。電子化は簡便です。
ただマイナポータルを利用するのがこの確定申告のときだけのため不慣れで、昨年も今年も入力するまでが一苦労でした。
初期研修医の先生たちへ 3年目は確定申告ですよ
確定申告は事前に税務署から「あなたは確定申告が必要ですよ!」という注意がないので、自分が該当しているか気づいてやらないといけません。特に初期研修医の先生は収入は1つで他にふるさと納税をやるなどなければ確定申告していません。が、3年目以降ではバイトをしたりプラスの収入を申告する必要が出てきます。
もちろんふるさと納税を始めているのであれば初期研修医からでも確定申告をしましょう。
確定申告は誰がやるか?→だいたい自分です!
周囲ではほとんどが自分が確定申告をしているのですが、時折家族の担当してもらっている税理士さん(下のイラストは税理士バッチ)に一緒にお願いするという声も聞きます。
確定申告に何が必要か?
申告する年の1年間の勤務先やバイト先の源泉徴収票、あとは人それぞれになりますが通院していれば病院の領収書(総額10万円を超える場合に)、薬局の領収書、ふるさと納税の証明書、iDECO、医療保険の証明書が必要です。領収書の類を捨てないでとっておく必要があります。
下記引用していますが国税庁のHPから確定申告のページを開いて、スマホを利用してパソコンでe-TAX 電子化の送付が楽ちんですよ。画面案内に従えば割と簡単に作成ができます。
国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」では、画面の案内に沿って金額等を入力することにより、税額などが自動計算され、所得税、消費税及び贈与税の申告書や青色申告決算書などを作成できます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/qa/05.htm
政治家裏金問題の余波
自民党の政治家裏金問題事件が確定申告の時期とかさなって、政治資金は非課税、使用理由が不明が続出するなど、確定申告がばからしいなど税務署が対応に追われているというニュースも!
裏金のうち、政治資金であれば非課税とし、政治活動以外に使った分や未使用分は議員個人の「雑所得」として課税—。この国税庁の見解に照らすと、キックバックされた資金を「使用していない」と自民党の調査に回答した議員は、本来課されるべき納税義務を免れたことになる。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/310291
政治家が税金逃れをしているのに、国民の自分は・・・と「#確定申告ボイコット」がSNSで話題になっています。Xで見てみると実際にはボイコットしたいが確定申告をしたという内容が多数でした。議員が問題であって、税務署の問題ではないですものね。
今年も2月中に確定申告が終わりホッとしました!
政治家は自分で確定申告しているのか?(やってなさそう・・・)
領収書をとっておくとか地道にやっておかないと、どれにいくらかかったなんて覚えていませんからね
初期研修医の先生も該当するかもしれませんし、3年目以降は要チェックですよ!