先日SNSで車いすの方が映画館のプレミアムシート利用について映画館を批判して賛否両論になっている話題が拡散されていました。
個人としてはSNSに安易にクレームを載せない方がよいと思っています。本人の責任が100%ないと言い切れない場合は自分が叩かれて、周りの方にも迷惑を及ぼす可能性があるからです。SNSでのコメントは医療・育児関係で啓蒙的に、評価をしても批判はしないように心がけています。
今回は車いすではないですが、移動手段のベビーカーにも一部共通する問題があると思い、ベビーカーの便利さと共に取り上げました。
今回は主にベビーカーの話ですので、幼児のお子さんがいる、もしくは妊娠中の家族さん向けの話です。ベビーカー全く知らないという方も気になったら見てください。
車なし、自転車なし家庭にベビーカーは大活躍(自験例)
我が家で購入したベビーカーは2台、おさがりが1台、レンタル1台と合計4台を利用しました。
以前は自転車も持っていなかったので、子どもの移動手段は抱っこ紐かベビーカーの選択でした。
雨の日は後述しますが抱っこして傘を差して買い物するとは無理がある・・・状態です。
はじめはおさがりのA型ベビーカーが押しにくくて出かけにくかったのですが、B型ベビーカーに雨の日は雨カバーとつけることで下に荷物も置けて最強のツールになりました。
ベビーカーの種類は?
大きく分けて2つ首が座るまでは寝たままで乗れるAタイプのベビーカー、首が座ってからはBタイプのベビーカーを利用します。A+Bタイプもありますが今回は2つに限定した話になります。
Aタイプはベビーカー自体の重さがあるのと、このタイプを利用するのも首が座るまでが多いので、AタイプはレンタルしてBタイプを購入することもあります。そのままAタイプで過ごすこともあるでしょうが、重い、自宅のスペースの問題上はコンパクトなBタイプへ変更していくのが多いです。
我が家は第一子目はおさがりのAタイプベビーカーが押しにくかったので、首が座った8か月くらいでBタイプの軽いものを購入してAタイプを廃棄(粗大ゴミへ)。そして二子目ははじめはAタイプベビーカーをレンタルして、既存のBタイプへ乗り換えとなりました。
ベビーカーの利用はだいたいは2歳くらいまで、歩く距離が延びる3歳以降はベビーカー不要と思い廃棄や誰からにあげる場合もあると思います。
車いす、ベビーカーの外出時のポイントは似ている
車いすとベビーカーは乗車する人物は違いますが、利用する媒体は似ているところがあります。例えばエレベーターやスロープです。食事処も車いすのまま、ベビーカーのままで中に入れるかはお店次第ですので、あらかじめ確認が必要です。
そして電車、ラッシュ時は利用を避けるのがマナーと思っています。無理やり乗車しても子どもがけがをしたり、心身によくないと思います。通勤時でない場合も混んでいる急行、特急を避けたりして、時間に余裕をもって外出をしていました。
ちなみに、車いすは自分での自走ができる点、電動車いすがあるという点ではベビーカーと異なります。
エレベーター渋滞を考慮したお出かけ時間
エレベーターの広さが1‐2畳を越えて広いタイプもありますが、特に築が古いエレベーターは車いすもしくはベビーカー1台+付き添い人2人ほどでいっぱいというところもざらに見かけます。
利用者の人数次第ではエレベーター利用渋滞が起きます。特に主要駅では地上に出るまでエレベーターを3回は乗り継いで通常5分ほどで到達する時間が状況によっては15-30分と大幅に時間がかかることがあります。
ですので外出時は乗換検索を使いますが、その通りには到達しないのでエレベーター移動時間を考慮しておく必要がありますね。
車いす、ベビーカー優先の車両
電車には車いす、ベビーカー専用場所のある車両が全体で2-3両あるところが多いです。
そこは電車とホームの間も狭く安全性が高いと思いよく利用します。ただ同じ考えてベビーカーが集まりすぎて、そこに乗れない・・・ということも発生します。
こちらは旅行者の大き目のカバンもおけるので、利用者はお互いに譲り合いながら乗車しています。
ベビーカーが利用できる、逆に入れない場所→ベビーカー置き場 離れていることもある
スーパーではカートに幼児が乗れる部分があったり、行楽地ではそこのベビーカーを利用できたりしますね。行楽地のベビーカーは利用できるかわからないと思い、自分のベビーカーで行っていました。
また行楽地の中にはベビーカーで入園はできませんという建物があります。その場合は建物前など指定された場所にベビーカーをとめておきます。ほとんどが自由に置くのですが、礼儀的にはたたんで順番に並べます。貴重品はまず置いたりはしませんが、ベビーカー置き場は誰も見てはいないので盗られたりしないかな?と少々不安には思います。
いつまでベビーカーは必要?→3歳以降でもベビーカーが必要なことが
多くは3歳までというケースが散見されます。
我が子も2歳後半からは歩行距離が延び、お出かけの際にベビーカー乗らないというようになりました。
ところが3歳過ぎに胃腸炎や安静が必要になり、調子が悪い、歩行を減らす目的でベビーカーで病院の受診や病児保育に行ったところ、ベビーカーの楽ちんさを認識したためにベビーカー乗ることが増える事態になりました・・・
病気のことを考えて4歳くらいまではベビーカーを置いておいてもいいかなと考え直しています。ベビーカーには使用年齢や重量が記載されているので安全のためにもそれは守りましょう。
2人乗りベビーカー→縦横どちらタイプ?
双子の場合は横2列もしくは縦2列のベビーカーを使っていると思います。
年の違い兄弟の場合は縦2列だったり、ベビーカーの後ろに立てるように板を付属でつけたりする場合もあります。幼児では下の子供がベビーカーが年上が歩くパターンが多いですが、下の子供も抱っこひもで抱えて上の子がベビーカーに乗ったり、2列のベビーカーで運んだりします。
我が家は縦2列のベビーカーで、後ろ側は立つこともできるタイプにしました(カトージのベビーカー下図)。後ろ側は2歳半から体重20kgまで可とのことで、5歳くらいまでは利用ができます。
上の子供は自分の気分で座ったり、立ったりして変えていました。重量約10kgとたたむのが難しいのが難点ではありましたが、2年使用しないうちに車輪部分が壊れて使用をやめましたが、だいぶ重宝しました。
ベビーカーのおもちゃ
いろいろありますが子ども次第ですね。簡単にはおしゃぶりタオルを吊り下げるだけでもよさそうです。
オーボールは定番ですね。このストラップ付だとベビーカーの枠に付けておけます。好きかは赤ちゃん次第ですが部飼っても口に入れても安全なので我が家でも付けていました。
冬は寒く、夏は暑い
当然ですがベビーカーは蒸れないようにわりと風通りがよいです。
冬はベビーカー用の足を包む防寒具や夏には背中に入れる冷却シートを使用したりと対応しました。ベビーカーに冷風機をつけているのも見かけました。冬は子ども自身の防寒具だけでも都内の冬は乗り越えられると思われます。
防雨対策
雨の日はベビーカーを使わないというご家庭もあると思います。ですが小さな子供を抱えて傘を差しての外出は時には注意が散漫になる、抱っこ紐の場合には肩腰が痛くなる・・・と散々です。雨カバーを付けると雨の日でもベビーカーで外出が可能です。
ベビーカーには正規の雨カバーを付属で買うと思います。正規品が高く、非正規品で対応していました。なかなか優れもので多少の雨には中の子供は濡れずにすみます。ただ劣化もするので、途中で買い替えしたりと雨カバーは重宝しました。
雨カバーを付けると中の子どもを話せないのでたまに顔をのぞいたり、注意はしておいた方がいいと思います。我が子は雨カバーがついて会話がないせいか、15分くらいの移動だと寝てしまうことが多いです。
凶器になりえる!→車いすにひかれて負傷の事例の紹介
ベビーカーや車いすは周りに注意しないと凶器になることがあります。特に他人が操作する車いす、ベビーカーは前方が見えなくてぶつかってしまう可能性があります。
以前勤務した病院では外来での通路が狭く、ベビーカー、車いすとも通るのがやっとの幅でした。中待合室で患者さんが座っているときには足を引っ込めてもらえないと通れないような狭さです。
ある時、高齢の患者さんAの車いすを付き添いの家族が押していた時に、中待合で椅子に座っていた患者さんBの足先に車いすが乗り上げ、轢かれたとうい事態が発生しました。
患者さんBの対応したスタッフから自分に連絡があり、患者さんBを診察し、外見上はわからないが痛みが強いので、足の画像写真を撮影し、整形外科では骨折まではいかないとの診断を受けました。幸い患者さんA、ご家族共に轢き逃げすることはなく、ことは大きくはありませんでしたが、病院という比較的安全面が配慮されている場所でも被害者にも加害者にもなりえることを実感したケースでした。
ベビーカーなくして子育てはつとまらない
と思うほどにありがたいベビーカーの存在です。
抱っこ紐もよいですが隔日に肩こり、腰痛、骨盤へのダメージがきます。赤ちゃんの授乳や寝るまでの抱っこでゆらゆらするなどと親の身体は酷使されますので、移動の時はお互い楽ちんのベビーカーの出番です。
抱っこ紐と使い分けしながらの育児がよいのではと思います。
今回ブログ更新があきました。子どもの病気などで更新の時間が得られなかったのですが、通常の勤務と異なり、自分で融通できるのはありがたいことです。
車いすのことが発端ですが、ベビーカーのありがたさや車いすの事件を提示しましたが時には凶器にもなりますので十分注意して正しく安全に利用しましょう!