子鉄たちに衝撃的なニュースが飛び込んできました!
そう子どもたちの大好きなドクターイエローが引退するのです。
2027年頃というのであと3年。ドクターイエローとの思い出ありますか?
電車好きな方、初心者でも興味がある方向けです。
ドクターイエローとの出会いはプラレールから
医者人生でプラレール、鉄道と大きくかかわったことがありません。ただ思い出すと、ママ鉄?青春18きっぷと「おくのほそ道」を辿る(医学生一人旅)、地域医療とお米と只見線 地域医療研修はいまでも医者としての糧です!(初期研修医時代)と鉄道との思い出はある方かもしれません。
さて、話題のドクターイエローとの私個人の出会いはお恥ずかしながらおもちゃからです。
甥の誕生祝いにプラレールの要望があってヨドバシカメラのおもちゃコーナーにいったときに黄色い新幹線が目に入った時でした。名前が「ドクター」とついており、単純に自分がドクターだから贈るのはこれにしようと安易に決めてプレゼントしたのでした。それまで黄色い新幹線の存在は知りませんでした。
その後もあまり関わりなかったのですが子どもの誕生を契機に子鉄とともに親も乗り物に詳しくなり、見て乗って楽しむ!でも紹介したように乗り物好きに付き合い、トミカから入りプラレールへ。
そして着るもの、靴も乗り物の影響が出てきました。子どもに選んでもらうと黄色好きなのもあってドクターイエローTシャツ(スパンコールのリバーシブルでのぞみにも変わる)、ドクターイエロー靴と揃いました。
もちろん、ドクターイエロー以外に、はやぶさとこまちのTシャツと靴も買って、同じく着たり履いたりしています。
東京駅のはとバスのショップで1つおもちゃを選んでいいよといったときに親心にはとバスを選ぶかと思っていましたが、そこにあった自走して光るかつ音の出るドクターイエローをチョイスしました。同一かはわかりましたが類似品を参考に↓
また数年前のマクドナルドのハッピーセットがプラレールで何度か買った際に秘密のプラレールが透明のドクターイエローでこちらも家にございます!
子どもたちが気に入っているのはその点検という役割が好きというよりも単純に黄色いからだとは思います。ただおかげさまでドクターとイエローの英単語がわかるようになりました。
とうことで、導入はドクターイエローの実物よりも先におもちゃ類から始まったのでした。
本物との遭遇(停車中)
後述しますがドクターイエローはなかなか会うことができません。意図的にも会いにくいのですが、偶然はとバス好きが功を奏しました→はとバスユーザーから 「子連れ」+「はとバス」の魅力とポイント 子どもとツアー体験談4つ紹介
はとバスでは東京駅から横浜方面に行く際に品川区の大井車両基地(https://map.yahoo.co.jp/v2/place/3l7A0-PQm0Y)付近を走ります。はじめてバスで近くを通ったときにガイドさんから
大井車両基地にはドクターイエローが停車していることがあります。ほら、いま車庫内にいるようですよ!
と言われてみんなで身を乗り出してみたのですが、うすらぼんやり黄色のようなものが見え隠れして見えたとはいえない状況でした。
次に同じくはとバスツアーで通りがかった時に、いたのです!子どもたちもみんな見ることができました!停まっていても見たは見た。これが(写真は拡大したもので実際にはもっと小さく見えました)我々とドクターイエローの初めての出会いとなりました。(車窓越しですが)
ちなみに走行中のドクターイエローについて「あのドクターイエローに必ず会える時刻表」https://dr-yellow-eline.com/ で時刻表を予想して出しているので確認すると遭遇できるかもしれません。
黄色はハッピーな色(6/15追加)
ドクターイエローは「幸せを運ぶ黄色の新幹線」と呼ばれ、見るとハッピーになれるという噂もあります。黄色は金運カラーで、ハッピー、ラッキーなイメージですものね。
黄色になったのは夜でも目立つ色、間違って一般の方が乗らないためだそうです。
東北新幹線は赤色のこまち、緑色のはさぶさと、この3原色が集まって信号カラーです。北陸新幹線の青色も加わりました。子ども心も大人になった自分も色がついた新幹線を眺めるのは楽しいものです。
ドクターイエローの歴史
ではドクターイエローの歴史に迫っていきましょう。ドクターイエローは東海道・山陽新幹線で走っている点検用の黄色い新幹線です。ですのでお客さんを乗せることはありません。
今回はMono Max Web2023年の記事【歴代ドクターイエローを一挙公開】昭和・平成・令和、新幹線の安全運行を守り続けてきた4世代の系譜とは(https://monomax.jp/archives/184588/)より引用させていただきます。
その歴史は東海道新幹線開業前の1964年に922形0番台電気試験車T1編成で、団子鼻の昔懐かしい新幹線です。1974年、2代目ドクターイエロー、922形・921形10番台T2編成、1979年には922形・921形20番台T3編成が作られます。
1987年4月にJR東海・JR西日本が発足。ドクターイエローはT2編成をJR東海、T3編成をJR西日本が所有することになりました。
検測は国鉄時代と同様に、大井車両基地を拠点として東京〜博多間を往復するスケジュールとしている。
https://monomax.jp/archives/184588/2/ 一部引用改変
ドクターイエローは2種類となり、大井車両基地が拠点なのでたまに停車しているのですね。
1992年に300系「のぞみ」が最高速度270㎞/h運転を開始。1999年には後継車の700系が登場。JR東海はT2編成に代わる新しいドクターイエローとして、700系をベースとした923形T4編成を2000年に導入。4号車の軌道試験車は従来の3台車から2台車とするなど軽量化され、最高速度270㎞/hで検測を行うことができるようになった。 2005年にはJR西日本も923形3000番台T5編成を導入。この結果、922形・921形20番台T3編成は同年9月で引退。T3編成のうち、7号車は愛知県のリニア・鉄道館で展示されていて、車内を見学することも可能だ。 現在はT4・T5編成の体制で、概ね10日に一度、東京〜博多間を往復して、東海道・山陽新幹線が安全に走れるよう、線路設備の検測を行っている。
https://monomax.jp/archives/184588/2/
日本機械保線株式会社HPでもhttps://www.nkh-cjrg.co.jp/secret/special-dr-yellow/について学べます。
ちなみにJR東北新幹線はイーストアイという別の新幹線が検測しています。
ドクターイエローに乗っている人とは?(6/15追加)
乗客は乗せませんが、一般公開イベントがあるそうです。では実際に乗っている人は?
朝日新聞Digital「ドクターイエロー8つの秘密」(http://www.asahi.com/special/train/dr-yellow/#Question5 )から引用します。お子さんも読みやすいのでチェックしてみてください。
まず運転士と車掌だ。この2人はドクターイエロー専門ではなく、ほかの新幹線などにも乗っているのじゃ。そのほかには、線路点検の技術者が3人、電気設備点検の技術者が4人乗車している。また、特別に視察する人たちが乗る場合がある。そんな時のために7号車には50人分の座席があるぞ。
http://www.asahi.com/special/train/dr-yellow/#Question5
衝撃の引退報道
JR東海の車両は2025年1月、JR西日本の車両は2027年をめどに運行を終えるということで、ドクターイエローは2つの編成いずれも引退することになります。
引退後の線路などの検査は「のぞみ」などとして運行されている「N700S」という車両に専用の機器を取り付けて行われる見通しで、これまでのように検査の専用車両は投入しないということです。
6.13付NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240613/k10014479381000.html
これまでは代わりに新しいドクターイエローが登場していましたが現行車両が老朽化のため引退し、ドクターイエローが存在しなくなってしまうのです。あと数年の時間があるにしても来年1月には1車両が引退し、さらに見る機会が減りますね。
点検という作業を担って60年になるドクターイエローの歴史が閉じようとしています。日本の鉄道事故は少ないのもこうした検査の車両と駅員さん、整備士さん方のおかげですね。寂しさを感じますが、感謝を贈ります。
ドクターイエローの実物を目撃したのは先日の停車の一瞬ですし、いまあるグッズは変わりませんので、そこまで子鉄たちはショックを受けてはいませんでした。
そしてドクターイエローよりも今現在はこまち、はやぶさ、のぞみが好きなのであまりダメージを受けていません。
親の私の方がショックを受けていました・・・
ドクターイエローとの関連はないですが乗り物本について→我が家の子鉄が好きな乗り物本 TOP3 紹介します!(写真中心と絵本中心それぞれで)2024/1/18追加しました
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