昨年はステロイドを数カ月内服していました。ステロイドの副作用は骨粗鬆症です。長期服用ではありませんが骨粗鬆症を気になり、今年の婦人科検診のオプションで骨密度を安易に付けました。骨粗鬆症かもしれないと悩んだ数カ月の話です。
同じく骨粗鬆症を気にしている方、骨粗鬆症疑いとなった方向けです
骨について学ぶ機会
医学部では骨実習といって、人骨を手に取り、観察し、スケッチをする実習がありました。それ以来は研修医で整形外科を1カ月回って骨折など手術に入って助手の助手を務める程度の関わりあいです。
最近、アトムスプリント(詳しくは→親としての学び中①~オンライン留学 アトムズアカデミー入会~)のテーマで「骨」を最近調べました。そして骨模型(骨格ミュージアム)も購入、子どもと夫でコツコツと作成し、骨模型に名付けて身近な存在となっています。子どもたちは骨が怖いというイメージはないようで、骨と握手したり、骨のポージングをとってみたりと遊んでいました。
またアトムズ仲間の真似をして、鶏の手羽元を切って断面を観察しました。骨の中は骨ではなく、骨髄。そう、血を作るんですね。
骨つながりで・・余談ですが昔読んだ「美味しんぼ」漫画で鯛の鯛、魚の骨について、自分でも探した覚えがあります。
骨折エピソード
自分や家族は幸い、骨折をしたことはありません。友人のお子さんが骨折したときには、元気なのに保育園に行けなくて大変💦という話を聞きました。基本、元気な若い方は骨折しても治ります。
ただ高齢の方、腰椎の圧迫骨折、大腿骨頸部骨折をすると、痛みのためや長く歩けなかったり、歩かないために一気に足腰が弱って、前の生活に戻れなくなってしまう、そんな怖い事態になります。脊椎の圧迫骨折、その背景には骨粗鬆症がありますね。
骨粗鬆症について
骨の組織の劣化があり、もろくなって、簡単に骨折を生じる状態のことを「骨粗鬆症」と呼びます。老化や閉経と関連するものが原発性骨粗鬆症、胃腸切除や副腎皮質ホルモンの内服など何か特定の原因があっておきるものを続発性骨粗鬆症といいます。
2015年版の「骨粗鬆症の治療と予防ガイドライン」(http://www.josteo.com/ja/guideline/doc/15_1.pdf)を参照すると、古いデータですが日本の骨粗鬆症の人数は1300万人、閉経後の女性の骨密度低下のスクリーニングを呼びかけています。
骨密度、気になりませんか?
女性は閉経後に骨粗鬆症になりやすいのですが、ステロイドの内服など薬の影響も受けますね。私は昨年数カ月ステロイドの内服治療を受けていました。→自分が患者に:肉芽腫性乳腺炎でステロイド治療が始まったから!私がブログを始める理由、肉芽腫性乳腺炎のその後① ステロイド終了、肉芽腫性乳腺炎への治療 中等量のステロイド開始、そのステロイドの副作用は?
そのため自分の骨密度が気になり、今年骨密度検査を受けておきたいと思っていました。
そこで婦人科検診を予約する際に、オプションで10分で骨密度検査を受けられると記載があるので予約をとりました。このときの骨密度検査は超音波法で片方の足の踝を機械ではさむという方法でした。
超音波法は簡便ではありますので、以前勤務していた透析クリニックでは患者さんに導入していました。約10年前に試しに計ったときは年齢相当の骨密度の結果でしたが、その後二子の出産とステロイド内服と確実に骨密度が低下しているのでは?と心配していました。
骨密度低下の返信来る!
2週間後婦人科検診の結果とともに、骨密度の結果も送付されました。結果は、骨密度がかなり低いとのこと。恐れていたことが・・・
急いで骨粗鬆症の治療をと思いますが、検査方法の超音波法は簡単ですがあまり正確ではありません。X線を用いたDXA法という骨密度検査を受け直そうと決意しました。そこでまず自分の勤務先にあるか確認したところ、通常のX線のみでした。
それからネット検索です。整形外科、骨密度ではヒットした近隣の病院へ、電話で聞きました。あるところでは、受診から結果説明までに2週間はかかるということでした。以前勤務していた総合病院では結果は15分ほどでわかり、すぐに説明ができました。2週間かかるというのはそのデータをどこかに送って解析してからでタイムロスになるなと思いました。そこで近隣中心に検索し、内科系のクリニックで骨密度をDXA法で調べられ、結果がすぐにわかるクリニックが見つかり、予約しました。
DXA法で骨密度の測定やり直し
受診当日、クリニックでは問診の後、DXA法での骨密度撮影を受けました。検査時間は10分くらいで終わります。それから10分ほどで診察室によばれて結果説明を受けました。結果は正常範囲でした。細かな数字はお伝えしませんが、年齢相応とのことで安心して帰宅しました。滞在時間1時間もありませんでした。
結果がすぐにでて、異常なしでほっとしましたが、次回は数年後の再診でいいとのことでした。もしステロイド内服が続いていたならば1年後などフォローの間隔は短くなるでしょう。
同じく、病気で骨粗鬆症のリスクが挙がっている方や閉経後の女性の方は骨密度を気にしておく必要がありますね。骨粗鬆症で気づいたら骨折なんてとんでもありません。骨密度検査は検診オプションにあると思いますのでチェックを検討ください。ただオプションでの検査方法は超音波法が大半と思いますので、もし要精査となった場合にはあわてずにDXA法で再検査を行うことをお勧めします!